切り口は大事

今年もあっと言う間に折り返し。

これから迎える夏にむけて元気に毎日を

過ごしたいですね。

 

湿度や紫外線、冷房の風の影響などで

髪がダメージを受けやすい季節であることは以前にも

お伝えしました。

ケアの方法もトリートメントやスタイリング剤、ドライヤーなど

色々な方法がありますが

カットもとても重要な役割を果たしています。

 

髪の表面にはキューティクルが魚の鱗のように重なりあって

付いています。

このキューティクルのキメが整っていることによって

綺麗なツヤが出たり内部からの栄養分の流失を防いだりまた

外部環境から髪を守っています。

 

ただ、どんなに健康な髪であっても一箇所だけキューティクルが存在

しない場所があります。

お察しの方も多いと思いますが髪の毛先です。

カットされた毛先は木の切り株の様な状態になっています。

髪の内部がむき出しの状態なのです。

 

ですので髪のダメージは毛先から始まっていくケースが多いのです。

枝毛はまさに髪の内部からダメージが進行してしまった結果です。

枝毛をトリートメントなどで完全に修復するのは非常に難しいので

やはりそうなる前にしっかりとケアをしたいですよね。

 

毛先の切り口によってその後のダメージの進行具合が左右されますので

とても重要になります。

断面積が小さければそれだけ外部からの影響が少なくなります。

またハサミの切れ味も切り口を綺麗に保つために重要です。

切れ味が悪いとキューティクルの損傷にもつながります。

包丁の切れ味にお刺身などの味が左右されるのと一緒ですね。

 

僕自身はカットの時に一丁のハサミのみを使用ししっかりと

ハサミを開閉することによって髪にかかる負担を最小限に

抑えています。

カットも賞味期限がありますので定期的に毛先をきちんと

切り揃えて頂くことで髪を綺麗に維持しやすくなります。

 

お家でのケアも毛先を意識して頂くとより効果的です。

 

むらた