白髪改善
漢方では髪は" 血余 ”と呼ばれています。血とは体を滋養する物質です。私たちは飲食物を消化活動によって体に必要な栄養素に変換し生命を維持しています。生命活動を維持する為に優先順位の高い脳や五臓六腑にきちんと栄養が行き渡った状態で余った栄養素を使用して髪は作られると考えられています。また、頭皮は心臓から遠い体の末端に位置する為、血流が滞りやすく、内側からのコンディションが良好に保たれていることが極めて重要になります。
白髪の原因
髪は毛根にある色素細胞によって作られたメラニン色素によって着色されていますが、白髪はこの機能が停止する事によって起こります。その原因は多岐に渡り遺伝、エイジング、ストレス、生活環境、病気などによって起こります。遺伝や自然の摂理によって起こる老化現象を防ぐ事は出来ませんがそれ以外の原因によって起こる白髪は必要に応じたケアを行う事によって改善が可能となり結果エイジングの速度を緩やかにする事につながります。
改善プログラム
サロンケア
髪質改善はサロンにて現在のご自身の心身の状態を確認させて頂くことから始まります。問診による体質診断に加え、血流や自律神経測定を行う事でお体の状態をより正確に捉えていきます。体質診断を元にホリスティックアロマ又は調律アロマによって心身が求めている香りを選択して頂くことが改善プログラムの土台となります。サロンではご自身のお体が必要とする精油を使用してヘッドスパを行う事によって自律神経やホルモンなどの内分泌系をはじめとしたインナーバランスと整体理論に基づいて行うクラニオセラピーと呼ばれる手技によって筋肉や筋膜を緩め、頭蓋骨の骨格調整を行う事によって脳髄液やリンパの流れを整え健康な髪を育てる為の環境を整えていきます。
未病という概念と予防の重要性
漢方の世界には未病という概念があります。病気の手前の段階。病院などの検査では、問題が無いにも関わらず、ご自身では不調を感じていたり、自覚症状が無くても水面下では病への道を辿っている様な時がこれに当たります。血余という言葉が示す様に体の内側で気血水のバランスの乱れを起こしている時には、髪の不調として表面的に現れてきます。髪の不調と共に胃腸の症状や頭痛や肩こり女性の場合は月経のトラブルを同時に抱えている事が多々あります。ある一定の年齢を迎える事によって起こる白髪などは純粋なエイジング現状の場合もありますが、20〜30代の若い世代の方においては体の内側の不調のサインとして現れているケースがありますので、早めの対処が必要となります。つまり、エイジングや遺伝での白髪や髪の不調ではない可能性が高いので適切なインナーケアを行う事によって比較的早い段階での改善が期待出来ます。髪質改善おいては予防として出来るだけ早い時期から
のケアをお勧めしています。
ホームケア
サロンで整えたコンディションをホームケアによって次のご来店まで維持して頂くことが改善へのポイントとなります。アロマスプレーやエッセンシャルオイルを使用して頂く事でヘッドセラピーによって整った自律神経やホルモンバランスなどの維持につながります。また、体質診断に基づいてお食事内容や運動、睡眠や入浴のポイントといった養生法の他、ヘアケアに必要なアイテム(ドライヤーやマッサージ機器、頭皮エッセンスやシャンプー&トリートメントなど )を含めた多角的な改善プログラムをご提案させて頂きます。
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